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  3. 気をつけたい食事のこと
ご飯

偏食と減塩に要注意

介護をするときには高齢者の方の生活習慣全般を管理していくことになりますが、このとき特に注意を要するのが食事の内容です。

高齢者にとっては食習慣はそのまま健康状態に直結する重大な要素になっているので、食事の味ばかりでなく栄養分の偏りがないかや、食材が食べやすくなっているかといったことまで細かく配慮をして内容を決めていきます。

人は年齢を重ねると自然に味の趣味も変わってくるようで、以前は好んで食べていたような天ぷらやとんかつなどがあまりおいしく感じなくなり、代わりに魚や野菜といった淡白な味を好むようになったりします。

また食自体が細くなりあまり多くの量を食べることができなくもなるため、毎回の食事の分量に含まれる栄養分をかなり細かく計算しないと偏食となって体に悪影響が出てきてしまいます。

一人暮らしの高齢者などは、つい毎回の食事の支度が面倒でご飯に味噌汁、漬物のみといった食事をとっているようなこともあり、その場合味噌汁と漬物に多く塩分が含まれることで高血圧になってしまうことも考えられます。

高齢者の理想的な食生活

高齢者のための食事メニューとして理想的なのが、一汁二菜のバランスのよい食事です。

基本的な食事内容としては和食が一番バランスをとりやすく、主食の白米と味噌汁、それに主菜1品と副菜1品を加えた内容で構成します。

このとき主菜をうまく作り分けていくことで、毎回の食事に楽しさを覚えることができますしお祝いごとや季節の料理として楽しむこともできます。

高齢者向けの主菜の例として人気があるのが魚を使った料理です。

主食や味噌汁からはタンパク質の元になる食材はとれませんので、主菜は体の細胞をつくるための貴重なタンパク源です。

ニシンの梅しそ煮やイワシの生姜煮といった煮魚料理は高齢者全般に人気が高く、保存もききやすいので作っておいて冷凍や冷蔵をして保存をすれば何食かにわけて食べることもできます。

魚料理の他にも鶏そぼろやしゅうまい、ホタテなどを入れたシチューも高齢者から人気の高いメニューとなっています。

副菜には青菜の煮付けなどちょっとした野菜をつけたいところなので、主菜と合わせて足りない栄養分をとれるようにしましょう。

高齢者の食事の注意事項

高齢者の場合、歯が弱くなっていたり飲み込む力が足りず、喉につかえをおこしやすくなっています。

また消化器官も力が弱まってきているので、消化しづらい食材を沢山食べると胃もたれの症状が起こることもあります。

高齢者向けの料理で気をつけたい食材としては、まず生野菜があります。

キャベツの千切りやレタスのサラダなどは高齢者がたくさん食べるのに向きません。

野菜はできるだけ煮て出すようにし、酸味など刺激が強いものはあまりそのまま出さないように柔らかい味になるようにします。

歯がほとんど抜けてしまったり、噛む力が弱くなっている高齢者に好まれるのがゼリーです。

ゼリーは果実だけでなく野菜でも作ることができ、ニンジンなど甘みのある野菜を使うことで食べやすい調理にすることができます。