シニア世代にとって趣味はとても大切
現在会社員として勤務をされている人の中には「定年後には思いっきり趣味に打ち込みたい」と考えている方もいるのではないかと思います。
介護の現場で働いている者からすると、そうした夢中になれる趣味があるかどうかは実際に仕事を退いたときにかなり人生を左右するほどの大きな分岐点となってきます。
たかが趣味で何を大げさな、と思われるかもしれませんが趣味を持つということは頭の中で強く「これが好き」というポジティブなエネルギーを生み出してくれるものになるので、高齢者となったときの人生へのモチベーションが俄然違ってきます。
今社会問題にもなっている「高齢者うつ」や「認知症」といったことも、問題の根を探ると世の中や自分自身に対しての悲観的な感情がもとになっていたりします。
例えどんな小さなことであれ前向きに取り組める対象があるかどうかということはQOL(quality of life:人生の質)を高めるための要素になるので、軽く考えずできるだけ早い時期から没頭できる趣味を持っておくことをおすすめします。
高齢者に人気の趣味の種類
とはいえ、サッカーやラグビーのような激しい運動を伴うスポーツなどは高齢者になってもバリバリ参加できるというわけではありませんよね。
高齢者は若い時と違って体力や筋力が落ちてきているとともに、骨がもろくなって怪我をしやすくなっているので無理をするのは禁物です。
そこでシニア世代に人気の趣味となっているのが、無理なく体を動かしながら仲間と楽しく過ごすことができる趣味です。
代表的なものに登山(ハイキング)やウォーキング、フィッシングといったものがあります。
女性ならばフラダンスやエクササイズといった室内運動に人気がありますし、男性ならゴルフのような軽めのスポーツが好まれていたりします。
また一時の大ブームは過ぎましたが、今もソシアルダンスは男女問わず高齢者世代に大人気となっています。
介護施設全体でボーリング大会を行うといったこともあり、そうしたときにはまるで年齢を感じさせないような素晴らしいスコアを見せてくれたりもします。
趣味と実益を兼ねる技能もあります
運動系だけでなく、室内で一人取り組むことができる文系の趣味も人気があります。
代表的なものが習字やペン字といったもので、写経をしたり文書を写したりするような作業もシニア世代で多くの人がやっている趣味です。
中高年の方の中には大変達筆な方も多いので、シルバー人材センターなどに登録して宛名書きや熨斗書きといったことをアルバイトやボランティアで行っているケースもよく聞きます。
他にも女性ならば裁縫や刺繍といったこと、男性ならば模型作りやおもちゃ小物などの修理といったことも趣味の一つとしてよく行われているのを聞きます。
それと最近人気が高まっているのが家庭菜園や盆栽といった植物を育てる趣味です。
ガーデニングは若い世代の主婦の方にも人気のある趣味ですが、地域で貸出している畑や農園で栽培をすることで周囲の人とコミュニケーションをとれたり、できた野菜や果実を交換したりといったこともできます。