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  3. 一瞬一瞬を大切に

介護は凄くやりがいのある仕事です

介護の仕事は看護の仕事とよく比較されますが、それは介助を必要とする人に対してケアをすることが仕事であるということだけでなく、サービスを受ける人の人生の一部としてとても重要な役割をするということが多いという点でも共通しています。
私と同じ介護保険事業所には、それまで看護師として勤務をしていたけれども介護士として転職をしてきたという人もいます。
給与面では看護師であった頃の方が多かったといいますが、それでも介護の仕事は看護の仕事とは違ったやりがいがあるというようなことを言っていました。

知り合いが介護に転職した理由

その人が介護の仕事への転職を考えるきっかけになったのは、ターミナルケア(ホスピス)の病棟に勤務をしたことであったということでした。
ターミナルケアとは、簡単に言えばその後全快をする可能性が少ない患者さんに対してのケアを行うという場所です。
言い方はよくないかもしれませんが、そこにいる患者さんたちにとっていかにしてよい最期を迎えてもらうことができるかということを考えるための仕事ということになります。
そこでその人が考えたのは、ターミナルケアは医療技術よりむしろ心のケアの方が重要であるということです。
亡くなるまでのケアをするということは非常に責任の重いものではありますが、それだけに大変考えることが多く、技術面でも精神面でも大きな影響を受けることになったと言っていました。

そんなきっかけもあり、病気となって治癒の見込みがないという人だけでなく老後を過ごす介護の仕事についてみたいと考えるようになったということです。
介護を必要とする人の中には、ターミナルケアを受ける患者さんと違い、自分がこれから亡くなっていくことを強く意識することなく生活をしている人も多いといいます。
認知症やその他の障害により、そもそも通常の思考をすることができなくなってしまっていたり、自分自身のことをきちんとコントロールできなくなってしまっている人もよくいます。
ですがそうした人に対しても、いつかは迎えなくてはいけない最期のときのために、どのようなケアをしていくべきかというのはそのケアを行う人が提示していかなくてはならない大切な問題であるとその人は言っていました。

正直私自身はそこまで難しく介護の仕事をとらえたことはありませんでした。
ですが、今この瞬間の大切さはターミナルケアを受ける人も、介護を受ける高齢者の方も、それに介護を行う私達にとっても変わりません。