仕事が向いてないなと感じたとき
今でこそかなり介護の仕事に慣れたつもりの私ですが、かつてはこの仕事は自分に向いていないのではないかと悩んだときもありました。
仕事を始めたばかりのときには、とにかく勉強したことや経験することの全てを実践するのが難しく、目の前の課題をこなすことで精一杯でした。
時には厳しい言葉をかけてくる高齢者の方がいたり、疲れなどからやってはいけないミスをしてしまってそれを怒られたときなどもありましたが、それでも介護の仕事を辞めたいと本気で考えたことはなかったのです。
そんな私が「これは続けていくことはできないかもしれない」と強く実感してしまったのが、自分が担当していた要介護者の方が突然亡くなってしまったことを知ったときです。
後悔で自分を強くすることができました
その人は私がホームヘルパーの仕事を始めて間もないときからしばらく担当をしていた方で、新人だった私に対しても温かくいろいろな話をしてくれた人でもありました。
その日もいつものように時間通りにその人のお宅を訪問し、いつもやっているように掃除や料理を行いました。
ただたまたまその日は他に回るお宅のスケジュールが詰まってしまっていたこともあって、帰り際に「ちょっと風邪気味で」といったことを言われていたのを気にしつつもそのまま立ち去ってしまったのでした。
しかしその後体調を本格的に崩してしまったらしく、次に訪問をする予定だった日まで持たずにあっという間に亡くなってしまったのでした。
訪問をしたご家族の方が看取ったということらしかったのですが、それからその方と対面することもなく静かにお別れをしてしまったということで、私自身「あのときもう少し話を聞いていれば」「病院に連れていけば」という激しい後悔をしました。
そして、もし今後も同じように自分のちょっとした不注意で急に亡くなってしまう人が出てしまうのではないかというようなことを考えたら、介護の仕事を続けていくことはできないのではないかと思ったりもしたのです。
ですがそのあと色々な人の話を聞いたり、自分なりに深く考えたりすることでやはり介護という仕事は自分にとって向いているし、これからも頑張って行きたいという前向きな気持ちになることができました。
まだまだ自分自身介護の技術も知識も十分ではありません。
それでもこれからも経験を通してよりよいホームヘルパー業務ができるように少しでも努力をしていくことができたらと考えています。
これからももっと頑張ります。