うちが務めている会社は…
うちが勤めている介護施設は都内に本社を置く民間企業の施設の一つです。
現在も業務を拡大している途中で、本社と支社を合わせるとだいたい100人くらいの介護士さんが働いていいます。
私が担当する主な業務は日勤が中心となっていて、在宅で介護を受けることを希望する高齢者さんのお宅を回り、
そこで生活に関するお手伝いをしていきます。
勤務時間はふつうの日なら朝9時に始まり、予定通り行けば午後4時くらいには全ての担当するお宅を回り終わることになっています。
ですが何かとトラブルが起きがちな在宅介護では時間が少しずつ押していってしまうこともよくあり、
遅い時には6~7時になってようやく本社に戻ることができるといったこともあります。
慣れないうちは移動だけでもかなり時間をくってしまい、同僚スタッフさんや支社長さんにはいろいろと迷惑をかけてしまいました。
介護職に就いて良かったなと思うこと
大変そうに聞こえるかもしれないそんなホームヘルパーのお仕事ですが、うちが仕事をしていて一番うれしいと感じるのは、
訪れた時に「待ってたよ」と笑顔で出迎えてくれる人の顔をみたときです。
在宅介護を必要とする高齢者の方というのは、ほとんどの場合子供や夫・妻と一緒に生活ができない状態となっており、
訪れる人の数もそれほど多くないため寂しいという気持ちが強いのかもしれません。
ですので単純に日常生活を送るのが不便だから早く来て欲しかったというのではなくて、
うちが訪れるということを本当に心待ちにしてくれていたということが時々強く感じられたりします。
仕事をしていてそういう相手の気持ちを嬉しいと思うことはもしかしたら不謹慎と思われてしまうかもしれませんが、
うちにとってはそんなささやかなことが仕事のやりがいになっています。
上から目線にならないことが大切です
うちがホームヘルパーとして勤務を始めたのは新卒の時期からだったので、最初の数週間は
先輩スタッフさんについていってそのお手伝いをしながら仕事を勉強していました。
そのときに先輩に強く言われたのが、在宅介護へのホームヘルパーでは慣れてくるとつい「介護をしてやってる」という
傲慢な気持ちになりがちだから気をつける必要があるということでした。
先輩が言うには「介護をさせていただいている」というくらいの気持ちになり、相手の話を丁寧に聴くようにするということが
長くこの仕事をしていく上ではとても大切なのだといいます。
とはいえとても忙しい時期や、急にスタッフさんがやめてしまったりして自分の担当が増えたりしたときには
ついつい愚痴っぽくなったり一つひとつの仕事をおざなりにしてしまったりというようなこともないわけではありません。
そんな気持ちが後ろ向きになったときこそ、うちは先輩から教えてもらった最初の言葉を何度も頭の中で繰り返すよういしています。