他の職と比べて特殊かもしれません
ホームヘルパーとしての仕事は、決して他の業種に比べて恵まれた環境というわけではありません。
うちが勤務する事業所では基本的に日勤業務を中心にしているのですが、
一日のうちに割り当てられるスケジュールはきっちりと決まっているわけではなく、
時には時間的には無理じゃないかと思えるような業務を担当しなくてはいけないこともあったりします。
また業務をするにあたっては必ず介護を受ける「人」を前にするものですから、
時にはちょっとしたことでトラブルが起きて時間通りに仕事を終えることができなかったり、
切り上げたいところをいつまでも引き止められてしまったりというようなことがあったりします。
また実際の訪問介護が終わったあとも一度会社に戻って書類などをまとめなくてはいけないので、
その作成に戸惑ったりすると帰りがかなり遅くなってしまうこともあります。
もうちょっと手際よくこなすことができるようになれれば、と頻繁には思うのですが
自分の力だけでは簡単に改善できない問題も多く含まれているのがこの業界なので、
泣き寝入り(というと言葉は悪いですが)をしてじっとこらえるしかないということもあったりします。
他にも教えたいことはあります
介護業界全体についても言いたいことは山ほどあるのですが、
私が日々の業務の中で「はぁ」と溜息をつきたくなってしまうのが、
担当する高齢者さんのちょっと困った行動についてです。
要介護の高齢者さんが起こす問題行動と言うと、夜中の徘徊や
記憶をなくしてしまうといった認知症の症状が最も一般的ですが、
認知症としてきちんと診断をされていない人であっても、なんとなく共通した特徴があったりするものです。
うちが一番苦手だなと思うのが、訪問をするたびに誰かの悪口を言う方です。
その方は比較的身体的な障害などは少ない方なのですが強く訪問介護を受けることを希望しており、
うちなどホームヘルパーが訪れるとまってましたとばかりに近所の人や自分の家族などについての悪口を
次々に言い出すといったことをされます。
最初のうちは「そうなんですか」と適当に流していたうちではあったのですが、
何度も同じ話をされているうちになんとなく相槌がおざなりになってしまっていたのか、
今度は私の悪口を別のヘルパーさんに言うようになったということがありました。
ただよく言われることですが、そうした高齢の方の悪口というのは必ずしも
性格が悪いとか意地が悪くて言っているというわけではなく、自分自身の孤独や
体の自由のきかないつらさを別のところで発散するための手段なのだといいます。
これも先輩のヘルパーさんなどから叱られたことなのですが、
悪口を聞かされるということはある意味うちに対して心をひらいているということであり、
自分の気持ちを誰かに伝えたいという気持ちからしていることだととることもできます。
「言うだけで気持ちがすっきりすることがあるなら、思いっきり悪口を言わせて
あげるのもいいんじゃない」と慣れた先輩などは言いますが、やっぱりうちはまだまだ
それに慣れるというのは難しいような気がしています。